悠健堂は4月1日から4月15日までお休みとさせていただいております。

3月末までの新型コロナウィルス感染拡大状況を受けて苦渋の選択をしました。休業中は、今後は鍼灸院としてどの様に対応するべきか、鍼灸の役割は何かを考え調べてまいりました。

そして、お灸による生体防御、免疫系へのはたらきを改めて確認することが出来ました。

昨年9月24日にNHK総合で放映された「東洋医学ホントのチカラ」のなかでイギリスの医師マーリン・ヤングの「モクサアフリカ」が紹介されていました。お灸が結核に苦しむ方の補助療法として有効だということがわかったというのです。同時にエイズに感染している方にも有効だったといいます。

お灸によって酸素を運ぶことに欠かせないヘモグロビンの量が増えていたり、医療との併用で回復までの期間が短縮されたのです。

 

免疫系を調べてみますと、結核は菌感染で、新型コロナはウィルス感染です。体内に入ってからの生体防御の機序は違いますが、抗体をつくる過程(獲得免疫の誘導)でTリンパ球は両者ともかかわっています。

そのTリンパ球に関する論文を見つけました。2018年1月23日米国学術誌「Immunity」の電子版に掲載された「ステロイドが免疫力を高める!?-免疫の新たな昼夜サイクルを解明ー」という記事です。

免疫抑制作用で有名なグルココルチコイドが、生体内においてはTリンパ球の循環と応答の日内変動を制御することで、逆に免疫機能を高める働きを持つことが明らかになったと書かれています。グルココルチコイドとは副腎皮質ホルモンの一つです。

そして、灸の治効効果として鍼灸学校時代に学んだ書物の中に「脳下垂体―副腎皮質系を賦活し、副腎皮質ホルモンを増殖させ、これが生体防御機転に様々に作用する」と明記されているのです。

まだまだ解明されてないこともあると思いますが、新型コロナウィルスに打ち勝つための予防・対策の一つの方法として灸は大きな力を持つのではないでしょうか!!